(非営利)一般財団法人京都フォーラム (オンラインによる)京都フォーラム年次大会(第三回)を開催します
京都フォーラム年次大会(第三回)を既にご案内の通り、12月12日(土)9:00~18:00、引き続きオンライン(ZOOM利用)による方式で開催する運びとなりました。
今回の大会は、第一会大会、第二回大会に続く令和2年度年次大会の最終回となりますことより、各位におかれましては、奮ってご参画頂きますよう、よろしくお願い致します。
11月21日(土)開催の(第二回)年次大会は、世々代々のまことを生きる/経験価値の「進化」「共進化」「公共進化」を基軸に、コロナ禍に対応する新しい社会構造や世界づくりに向けた構想や実践内容等の発表により、公共幸福社会へ至る道筋をともに学びあい深め合う、年次大会に相応しい内容の意義ある会となりました。発表者各位を始め、ご参画頂いた皆様に衷心より御礼申し上げます。
当日は、京都フォーラムの発起人で企画委員の少林窟道場主の井上老師より、初めてのZOOMを活用した「ZOOM禅事始め」として、「禅は、知・情・意の一致を目指す修行である」等を中心としたご挨拶を頂きました。
次いで、京都フォーラムのビデオ上映の後、
服部先生からは、基調講演として「SDGs(持続可能な開発目標)をどう理解するか?
――誰一人取り残さない—-Leave no one behind―」と題し、お話頂き、最後に、「新型コロナウイルス襲来以前の社会に戻るのが望ましいのか?NO!戻ってはならない!新しい人類社会を模索すべき時であり、京都フォーラムの使命は精神文化の改革である」と講演を締めくくられ、京都フォーラムへの期待とその役割を表明頂きました。
続いて私からは、「ともに学びを深めあう、オンライン京都フォーラムと和弁の会/アラヤ識三考」と題して、コロナ禍への対応として始めたオンライン京都フォーラムW/A弁の会について、ロイバスカーの『弁証法』を出発点に、太田久紀先生の『唯識三十頌を読む』で唯識を、井筒俊彦先生の『意識の形而上学』で大乗起信論を、そして現在、岡田武彦先生の『陽明学』を学びあうことで、世々代々のまことを生きることの大事さを互いに学びあい深めあって来ている現況と、曽我量深の説く法蔵菩薩=アラヤ識(蔵識)は、私共がいう(内発的)公共性の源泉とイコールであり、意識の形而上を生きることにつながること等を中心に話をさせて頂きました。
各発題者による発表は、
内本君(高校3年生)からは、「Ubuntu」という南アフリカの哲学(他者に対する人間性、気遣い)に深く興味を持ち、コロナ問題が重大化し始めた2月末に、単独で南アフリカに行き、自分で見た現地の実態とそれに対する気づきや受け取り直しと、併せて“多様性”の観点から見た、現在、自分が通っている高校の諸問題、改善点等を検討し受け取り直すことにより、自分自身の将来の生き方への思いについて。
今安社長からは、先人から伝えられた叡智の訓え/“三つ子の魂百まで”の意味について、脳科学的観点から、心理学的観点から、さらに阿頼耶識の観点から、「胎生期から2歳までの3年間」に人格形成がなされるという、重要で本源的な幅広い考察について。
井上会長からは、自身の波乱の多い実践活動内容と、それを受け取り直し、コロナ危機を好機と捉え、100年かけて森を造るように、内発的な主体性の種を一粒一粒と植えることで、内発的公共生社会づくりを目指す思いについて。
山本社長からは、「経営者とは、志があれば誰でもがなれる唯一の職業である」と、サリーマンから経営者になった自身の体験からの強い思いの表明と、経営者になることがゴールではなく、経営者として内発的文化を創り続ける世々代々のパブリックイノベーターを創る次の経営者を育てることの大事さについて。
湯浅社長からは、母親によって生かされ育てられた深い愛情への感謝と、いのちの大切さの思いを基底に、『みんながみんなの課題を根本解決し続ける世界』、そして、『みんながみんなを幸せにする「超」公共幸福地球連盟の世界』を共創し、世々代々のまことを生き公共深化する志のバトンを次世代に繋いでいく大事さについて。
勝谷社長からは、問題や課題を他人事とし、また、あらゆることを分けるほうが生産性が高まると認識していた末那識レベルの文明/エゴイズム×セクショナリズムの弊害が、コロナ禍により赤裸々に露呈されたことより、人間の持つ可能性を閉じ込めず、世々代々万人のまことが働きあう公共幸福の実現をめざす“絶対の大欲”をベースにした「まことの共働態が群生する社会構造づくり」について。
村松社長からは、コロナ問題はマスメディアを始め、あらゆる製品やサービス等のメディアに影響を拡げ、劇的な行動変化を人類にもたらしている。人々の活動や生活様式の変化と産業界のグローバルな変化が同時に起きている大変革であり、メディアに関わる者として、阿頼耶識を全産業のメディアに活かし、内発的主体的な阿頼耶識ネットワークを世界に拡げて行きたいとの思いについて。
森社長からは、創業以来3代に亘り受け継がれている「つながり愛・ともに豊かに」の企業理念による、自身の先進的な経営方策をふまえつつ、人も社会も競争社会で生きてきたことで、形而下レベルで全てを捉える習性が身についてしまっていることへの問題意識から、形而上レベルでの新しい事業の展開や社会づくりを目指す将来構想について。
小泉社長(公認会計士)からは、コロナ問題を機に、会計・税務のプロとしての役割から、パブリックイノベーターとして、内と外を無限に拓く役割があることに気付き、
現在のGDP至上主義、縦割り・分断化された官民各界の組織構造や、我欲・我執化を求め続ける既存の株式市場を超える全く新しい「まことの株式市場」を創設し、より高次の全体最適を目指す世々代々の「まことの再生産構造世界」確立への道筋について。
以上9名の発表者それぞれが、コロナ問題の発生を機に、自分自身も社会もともに
形而下で思考し行動して来ていることを受け取り直し、進化、共進化、公共進化を基軸として、形而上で生きる新しい発想による自然との共生やいのちを大切にする社会構造への構想・実践内容等を発表頂き、参画者一同に今後の活動への大きな力を与えて頂き、共感の輪が広がりました。
京都フォーラム年次大会(第三会)も、引き続きコロナ禍の中での新しい社会構造づくりや新しい世界づくりについて、さらには、「世々代々のまことを生きる経験価値の教材化」を基軸に、年次大会(最終)に相応しい進化・共進化・公共進化への道筋や方策を発表して頂く予定です。
コロナ問題を、100年に一度の社会変革への歴史的なチャンスとして捉え、パブリックイノベーターとして、永続的に発展する再生産構造社会への転換や、社会全体を革新する真のS.D(永続的発展)の道を目指す“新しい歴史を創る人”として、皆様方とともに、日々歩みを進めて参りたいとの思いを強く致しております。 各位の、新しい世界をめざしての益々のご活躍を祈念致します。
令和2年12月1日
(非営利)一般財団法人京都フォーラム
理事長 矢 﨑 勝 彦
12月12日(土)へのご本人のご出欠と、ご家族、会社幹部・従業員、取引先の皆様方は勿論のこと、コロナ問題等を機に、自立・自律人生/自立・自律社会への転換をともに目指されている、幅広い方々のご参画者名を下記申込フォームにて12月9日(水)までに期限厳守でご回答頂きますようお願い致します。
(なお、ご欠席の場合も必ずご回答をお願い致します)
また、既にご案内の通り、3回に亘る年次大会での塾頭各位の発表原稿を基に、「京都フォーラム30周年記念誌」として、来年半ばに出版・発信する予定です。
年次大会(第三回)_12月12日申込フォーム(一般用)
https://forms.gle/qWJQG45zq96MRTU8A
(ご参考)
11月21日(土)年次大会(第二回)発表者
内本敬喜 大阪府立箕面高等学校普通科 三年生
命がけで学んだ多様性を生きる人間宣言
今安志保 株式会社オーリーコーポレーション 代表取締役社長
まことの道の⽂化を世々代々育み合う世界を⽬指して
⾔霊のさきわう国に⽣まれて 今を⽣きる
〜『三つ⼦の魂百まで』が世々代々、世界に広がる⽂化となる!〜
井上善博 株式会社クーバル 代表取締役会長
内発的公共主体がつくる内発的公共生社会を目指す
山本恭司 株式会社メイホーアティーボ 代表取締役
自己を開き、社会を開き続け、全ての人々が能動的人材として開く社会、世々代々のパブリックイノベーターを創る経営者を創る
湯浅貴仁 マイスター株式会社 代表取締役
内発的深化体験し続ける 意識の形而上を生きる パブリックイノベーター達の「超」公共幸福地球共働態ものがたり
勝谷仁彦 株式会社アクラム 代表取締役社長
社会が大宇宙のいとなみに和合するいのちの喜びを感じ、意識の形而上を生きる共動態を目指して
村松葉子 有限会社ゲイル 代表取締役
大宇宙のまことのいとなみに和合する内発的阿頼耶識ネットワークでメディアを想像(おもいかたちに)し、意識の形而上を生き、公共進化する物語りを世々代々の贈り物にする
森 晋吾 豫洲短板産業株式会社 代表取締役社長
形而下を生きた近代社会の終焉と形而上を生ききる一人一人の地球人が永続的共創社会を創造する未来へ
小泉大輔 株式会社オーナーズブレイン 代表取締役
意識の形而上を生きるパブリックイノベーター集団とともに創設する世々代々的公共投資株式市場から始まる世界史の大転換
12月12日(土)年次大会(第三回)発表予定者
秋山 知宏 一般財団法人京都フォーラム 共働研究員
荒木 一彰 一般財団法人京都フォーラム 共働研究員
安藤 治 株式会社タム・タム 代表取締役社長
今井 真路 株式会社I.S.コンサルティング 代表取締役
岩崎 良昭 社会医療法人誠光会 草津総合病院 統括部長
尾崎 正尚・尾崎 佳奈 はっぴー尾崎夫婦
後藤 将 ムトナ株式会社 代表取締役
蔡 龍日 株式会社世代継承活学社 代表取締役
島野 和弘 スリーナイン島野株式会社 代表取締役社長
俣野 太一 日繊商工株式会社 代表取締役社長
森脇 大統 アスカ美装株式会社 代表取締役社長
山岸 暢 株式会社タナット 代表取締役
吉田 盛範 株式会社グッドプランニング 代表取締役
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