令和2年度 第三回(オンラインによる)京都フォーラム共働研究会開催します
第三回京都フォーラム共働研究会を、既に予定としてご案内の通り、9月12日(土)9:00~18:00、各位にご好評頂いておりますオンライン(ZOOM利用)による方式で開催する運びとなりました。
8月22日(土)のオンラインによる第二回大会は、世界中がコロナ問題で翻弄されている中にあって、世々代々のまことの経験価値の教材化を基底に、俯瞰逆算して自身の活動や経営をしっかりと受け取り直し、新しい社会構造や世界づくりを目指す力強く卓越した構想や実践内容等の発表により、参画者全員が、ともに将来への新しい道筋を共有しあう意義ある会となりました。発表者各位を始め、参画頂いた皆様に衷心より御礼申し上げます。
当日、服部先生による「「進化」と「進歩」~世々代々の学びのために、人類の文明史を再検証する~」と題した基調講演は、冒頭、「進化」(Evolution)は、38億年の命の歴史による多様化であり、進歩(Progress)は、300年前に起こった科学主義の思想による画一化であり、似て非なるものであること、また西洋近代の理性主義が、人類が自然と共に生きて来た感性と霊性を消し去り、自然を破壊し、植民地主義を正当化し、いびつな人間像の誕生につながったこと等のお話を始めとして、先生の幅広く大変深い知見をご開示頂きました。そして、最後に京都フォーラムは、知のみでなく、全人生Integrity=「誠」や、全人的アプローチでいのちの歴史を学ぶ場であり、ホールネスとしての人格形成の場であると結ばれ、大きな力を頂きました。
続いて私からは、「「進化と情動」 世々代々のまことを生きる経験価値」として、理性を超えてはたらいてきたものが「情動」であり、それは、38億年ずっと続いてきた生命の根源にはたらいてきたものであり、人も動物も、情動により意識を育てられ進化をして来たと考えることの大事さを共有させて頂きました。
そして、分かりやすい図解により生き物の進化の歴史を説明するとともに、学術的にもMRIやPETで動物の脳を大脳生理学的知見で検証することが出来るようになり、遅れていた情動学の研究が急速に進展して来ており、情動学は自然科学だけでなく、人文科学、社会科学、および自然科学のすべての分野を包括する統合科学であると発表されていることや、アメリカでは情動を中心に、教育を始め全てを見直す動き(情動構成主義)が出てきていること等を紹介し、さらに、五体投地や放生会を見ることで、人と同様に動物にも情動があること、情動があらゆる進化の根底になっていることを中心に話を致しました。
続いて塾頭方の発表となり、8名の発表者各位が、コロナ問題を機に、全く新しい発想や思考により<参考>で各発表者の表題に示されておりますように、それぞれがパブリックイノベーターとして新しい社会構造や新しい世界づくりをめざす実践計画や活動内容を発表頂き、第一回大会と同様に参画者各位に大きな感動と衝撃を与えて頂きました。
今回は、俯瞰逆算に関しても、自身の経営の道を超えて、人生の道、さらには万人につながる道を俯瞰逆算し、経営の王道、人生の王道、万人につながる王道を目指す発表を始め、発表者各位の真摯で革新的な構想や方策の開示に、参画者の共感の輪が拡がりました。
また、最初から最後までご参画頂いた先生方の中、難波先生からは、「発表者各位が自身の経験をもとに、それを自分の言葉で発表しようとしているその努力に感じ入りました」と。
花岡先生からは、「本当に素晴らしい発表でした。「まこと」が宙に浮いていなくて、形も声もない「まこと」を自分のものにして、そこからよく考えて語っておられ,深いものがそれぞれにあり、素晴らしいものを聞かせて頂き感謝しております」と。
服部先生からは、「矢崎理事長の「情動」という言葉、これを38憶年のいのちの歴史と結び付けられており、非常に感激しました。「情動」は、非常にダイナミックで、私もこの言葉を将来、私の書く物にも導入したいと考えます。世界中の人々がお互いに相手の文化を学びあい、世界に段々とこの「まこと」の輪を広げて行くことが、京都フォーラムの使命ではないかと思います」とのコメントを頂き、
京都フォーラム共働研究会の意義と、各位とともに今後進むべき京都フォーラムの道筋をお導き頂いたとの思いを強くしております。
第三回京都フォーラム共働研究会も第一回、第二回大会と同様に、コロナ問題を機に、新らしい社会構造づくりや新しい世界づくりについて、さらには、「世々代々のまこと生きる経験価値の教材化」を基本として、新しい自己の確立とともに、社会や世界の再生産構造構築への目標や方策を発表して頂く予定です。
コロナ問題を、100年に一度の社会変革への歴史的なチャンスとして捉え、一人ひとりが自立・自律したパブリックイノベーターとして、永続的に発展する再生産構造社会への転換や、社会全体を革新する真のS.D(永続的発展)の道を目指す“新しい歴史を創る人”として、皆様方とともに、日々歩みを進めて参りたいとの思いを強く致しております。
各位の、新しい世界をめざしての益々のご活躍を祈念致します。
令和2年8月28日
(非営利)一般財団法人京都フォーラム
理事長 矢 崎 勝 彦
追伸
9月12日(土)へのご本人のご出欠と、ご家族、会社幹部・従業員、取引先の皆様方は勿論のこと、コロナ問題等を機に、自立・自律人生/自立・自律社会への転換をともに目指されている、幅広い方々のご参画者名を下記申込フォームにて9月9日(水)までに期限厳守でご回答頂きますようお願い致します。
第三回京都フォーラム申込み(一般用)
https://forms.gle/DtV4toqd5gHzSbi98
<ご参考>
8月22日(土)第二回京都フォーラム共働研究会発表者・表題
内本敬喜 大阪府立箕面高等学校普通科三年生
世々代々のまことを生きる経験価値から世界、日本、自分の生きかたを見つめてみた
上田 優 上田経営法律事務所 弁護士
まことの道の実践を目指して
村松 葉子 有限会社ゲイル 代表取締役
クリエイティブ・ネットワークで万人のイマジネーションをどこまでも開き世々代々のまことを育む共創共福社会の物語りを再生産する
尾崎 正尚・尾崎佳奈 はっぴー尾崎夫婦
夫婦からはじまる 世々代々のまことを生きる公共していくハッピー 文化の再生産構造化へ
和田 紘子 大原社会保険労務士法人 代表
地域と共に世々代々のまことを生きる和の心田開発文化を世界へ広げる共働態の創造を目指して
蔡 龍日 株式会社世代継承活学社 代表取締役
国境を超え、世々代々まことを生きるパブリックイノベーターの再生産構造の構築と実践
高齢者と留学生との創発と転態的実践からはじまる
「世々代々まことを生きる公共幸福社会」の構築と実践
兼子 政慶 株式会社 KDDIウェブコミュニケーションズ WEBサービス事業本部 Business Development
良心でつながる惑星大のDX
万人の哲学による大乗化のその先へ
後藤 将 ムトナ株式会社 代表取締役
世々代々の「まこと」を生きる世界の全体幸福が将来する、人間生活革命の幕開け。
9月12日(土)第三回京都フォーラム共働研究会発表者(表題検討中)
井上 善博 株式会社クーバル 代表取締役会長
加地 太祐 株式会社YOLO JAPAN 代表取締役
迫中 智信 株式会社サウンドプラン 代表取締役
畠山兼一郎 株式会社テイコク製薬社 代表取締役
藤 雅人 株式会社エーゼット 代表取締役
湯浅 貴仁 マイスター株式会社 代表取締役
荒木 一彰 京都フォーラム共働研究員/MIK代表
勝谷 仁彦 株式会社アクラム 代表取締役社長
島野 和弘 スリーナイン島野株式会社 代表取締役社長
山岸 暢 株式会社タナット 代表取締役
山田 将史 株式会社ソ・ラボ 代表取締役
令和二年度京都フォーラム日程
第一回 7月18日(土) 9:00~18:00 ZOOM利用(済)
第二回 8月22日(土) 9:00~18:00 ZOOM利用(済)
第三回 9月12日(土) 9:00~18:00 ZOOM利用
第四回 10月10日(土) 9:00~18:00 ZOOM利用
年次大会 11月3日(火・休日) 9:00~18:00 ZOOM利用
お申し込み
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