令和2年度 第二回(オンラインによる)京都フォーラム共働研究会開催します
ご好評頂いた第一回大会と同様に、第二回京都フォーラム共働研究会を、既に予定としてご案内の通り、8月22日(土)、9:00~18:00として、一人ひとりが参加し易いオンライン(ZOOM使用)による方式で開催する運びとなりました。
7月18日(土)の第一回大会は、オンラインによる初のフォーラムとなりましたが、コロナ問題で露呈された種々の問題点や社会構造等を、従来の分断・分裂した問題意識のレベルとしてではなく、経営者一人ひとりにとって、世界大の社会経済的大問題について経営者としての応答能力を向上させるべく、内発的問題意識の教材化として受け取り直すことで、新しい社会構造や世界づくりをともに目指す力強い実践発表となり、お陰様で、大好評裡に新しい幕開けを迎えることが出来ました。発表者を始め、参画頂いた皆様に衷心より御礼申し上げます。
当日、服部先生から、基調講演「EverlastingRegeneration 永久(とわ)の再生産」として、いま地球上に何が起こっているのかとして、17世紀以来の主客二分の機械論的世界観(自然を支配する)、地球の家畜化、大自然の報復に直面している(コロナ問題もその一例)と3点をあげられ、コロナ問題では、世界同時鎖国、隔離と分断、差別の拡大等の問題点や、免疫学その他についてもお話頂き、最後に、いのちの実相は絶えざる再生、EverlastingRegeneration(とこわかの思想)であると結ばれました。
続いて私からは、「世々代々のパブリックイノベーターとして再生産構造社会をともにめざす」として、冒頭、衛星写真による、コロナ問題によるロックダウン前(2020/2/08)と後(3/07)のイタリア全土の大気汚染状況と清浄化された状況の比較と、2000年以上前に造成された中国都江堰の衛星写真(衛星写真でないと全体が捉えられないほど広大な四川盆地1000万haが、李冰将軍父子二代に亘る堰堤造成、さらに灌漑事業により、中国の食文化を支える一大穀倉地帯となっている)により、大自然の持つ再生産力と人間の持つ再生産力の偉大さを紹介致しました。
続いて塾頭方の発表となり、9名の発表者各位が、コロナ問題を自身の問題として受け取り直し、自分自身や関係する組織、経営に関する思考・行動の変革は当然のこととして、コロナ後の世界を展望し、別途<参考>で各発表者の表題に示されておりますように、それぞれがパブリックイノベーターとして、コロナ後の新しい社会構造や新しい世界づくりをめざす実践計画や活動内容を発表頂き、参画者各位に大きな感動と力を与えて頂きました。
それは、京都フォーラムのチャーターメンバーで、日本を代表する哲学者、京都大学の西谷先生直系の門下生(西田幾多郎の孫弟子にあたる)花岡永子先生の書かれた得難いコメント、「メタ・メタ形而上学」と、大会の最後に「私はもう82歳ですけれども、もうちょっと頑張って元気に皆様の後、一番最後でもいいですからついて行って、経営学でも、経済学でも、生理学でも、その道を少しでも歩んでいけたらと思っております」との総括や、併せて、元京都大学経済学部長池上惇先生の「本日は、本当に「道を拓く」という迫力を頂きました」との総括コメントに、当日の発表内容/コロナを越えた未来への力強い方策提示について、学識者それぞれの思いを率直に表明して頂いたと感じ入っております。
第一回京都フォーラム共働研究会は、初めてのオンラインによる大会でしたが、参画頂いた塾頭や諸先生方各位に、発表ごとに「共働実学ノート」にコメント頂くことで、さらに、ご参画頂いた8名の先生方に、事前に目を通して頂いた原稿をもとに、(従来の発表後のコメントでなく)発表前に発表内容等をコメントして頂いたことや、先生方も皆様方と同様に、気づきや受け取り直しのコメントをチャットで発表して頂いたこと等により、従来の、場に集まり一堂に会して“経営体験発表を聞く”という立場から、内発的問題意識の教材化、内発的情動の教材化、内発的世々代々のまことを生きる経験価値の教材化により、参画頂いた一人ひとりが内発的な“当事者の問題として自分自身の人生や経営を受け取り直す”またとない機会を頂きましたとの評価を頂きました。発表内容の本質が十分に把握され、発表者との一体感が醸成される等、改めてオンライン活用の効果の絶大性と参加発言等の利便性を再認識させて頂きました。
第二回京都フォーラム共働研究会も第一回大会と同様に、現下のコロナ問題への対応状況、コロナ後の新らしい環境・社会づくりや新しい世界づくり、さらには、「世々代々のまこと生きる経験価値」を基本として、新しい経営観/経済観の確立とともに、社会や世界の再生産構造構築への目標や方策を発表して頂く予定です。
コロナ問題を、一人ひとりが自立・自律した経営者でありパブリックイノベーターとして、世界を変える抜本的な変革への100年に一度の歴史的なチャンスとして捉え、永続的に発展する再生産構造社会への転換や、社会全体を革新する真のS.D(永続的発展)の道を目指す“新しい世界史を創る人びと”として、皆様方とともに、日々歩みを進めて参りたいとの思いを強く致しております。
各位の、新しい世界をめざしての益々のご活躍を祈念致します。
令和2年8月7日
(非営利)一般財団法人京都フォーラム
理事長 矢 崎 勝 彦
追伸
8月22日(土)へのご本人のご出欠と、ご家族、会社幹部・従業員、取引先の皆様方は勿論のこと、コロナ問題等を機に、自立・自律人生/自立・自律社会への転換をともに目指されている、幅広い方々のご参画者名を下記申込フォームにて8月20日(木)までに期限厳守でご回答頂きますようお願い致します。
第二回京都フォーラム申込み(一般用)
https://forms.gle/xt6a3DFvpm6dQqU87
令和二年度京都フォーラム日程(予定)
第一回 7月18日(土) 9:00~18:00 (開催済み)
第二回 8月22日(土) 9:00~18:00
第三回 9月12日(土) 9:00~18:00
第四回 10月10日(土) 9:00~18:00
年次大会 11月3日(火・祝) 9:00~18:00
<ご参考>
7月18日(土) 第一回発表者と表題
京都フォーラム・共働研究員秋山 知宏
究極に大きな大きな目標の実現に向けて:本来性の自覚と実践 自分を超えると世界が変わる 自分を超えるとはどういうことか
社会医療法人誠光会 草津総合病院 統括部長 岩崎 良昭
新型コロナウイルスが私に教えてくれたもの
関空運輸株式会社 代表取締役 内畑谷 剛
共に創発する世々代々の「ありがとう文化」。コロナを機会として育み合う 「 世世代々の 命を生かしあい、共に咲く社会創り」
副題「 世界のありがとう文化ハブ 」 を目指して
株式会社Histoire 代表取締役 加藤 秀俊
世々代々へと日新する感性の想像力から創発する社会へ
株式会社オーナーズブレイン 代表取締役 小泉 大輔
公認会計士からパブリックイノベーターとしての世々代々に公共する会計士へ
~アフターコロナ/ウィズコロナに向けた社会的再生産構造世界の構築~
株式会社三恒 代表取締役 三上 正剛
世々代々の大自然の再生産力と共に育む世々代々いのち輝く食文化
豫洲短板産業株式会社 代表取締役社長 森 晋吾
時間と空間を超えて世世代代に繋ぐ産業構造の構築
アスカ美装株式会社 代表取締役社長 森脇 大統
『アスカ美装』~世々代々の「誠」の経験価値で共に生きる新しい公共社会の創造へ~
株式会社メイホーアティーボ 代表取締役 山本 恭司
自己を開き、社会を開き続け、能動的人材が開く社会、パブリックイノベーターを創る経営者を創る
8月22日(土)第二回発表予定者名(表題は検討中)
上田 優 上田経営法律事務所 弁護士
兼子 政慶 株式会社 KDDIウェブコミュニケーションズ webサービス事業本部 Business development
後藤 将 ムトナ株式会社 代表取締役
蔡 龍日 活学書院 代表
村松 葉子 有限会社ゲイル 代表取締役
和田 紘子 大原社会保険労務士法人 代表
尾崎 正尚 司会者(MC)Wedding プランナー
内本 敬喜 大阪府立箕面高等学校普通科 3年生
以上。
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